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クラッキングメディウム

クラッキングメディウム

ペイントフィニッシュ

風化したような塗装を作る

時間とともに劣化したひび割れや、塗装の剥がれなどの効果を得ることができます。ひび割れ(クラッキング)は、もともとは塗料を古く見せるために使われていました。しかし、現在ではそれ自体の効果としても使われています。  

クラックルアー(古画の表面に細かい亀裂が走ること)やクラックリングペイントとも呼ばれています。

ハウツー

どのようなテクニックも初めての挑戦は、カードボードやいらない材料を使って練習やテストをしましょう。

このプロセスは簡単ですが、以下に説明するガイドラインの注意を守ってください。


ステップ1 - 下地を塗る 

ステップ2 - クラッキングメディウムを塗る

ステップ3 - 最終のトップコートを塗る。厚塗りは大きなひび割れを作り、薄塗りは小さなひび割れを作ります。

古くから使われている手法のアラビアゴムを使っての即乾による亀裂は、信頼度が低くなります。なぜなら、絵具に亀裂を走らせる為に、乾燥速度を変えるという方法を使っているからです。気温や環境、さらにはちょっとした間違いからも思う様に亀裂が働く事はありません。 

マティスのクラッキングの行程では、トップコートのマティス・バックグラウンドカラーとクラッキングメディウムの反応によって出来る亀裂の為信頼度は高くなります。その反応は、トップコートのマティス・バックグラウンドカラーを塗る事で下に塗られたクラッキング・メディウムが、半流動上に戻り、そして縮む事によってトップコートを取り込み、亀裂を生じます。

トップコートを塗る際には、一度塗られた部分を塗らない様に気を付けながら、全体を均一に塗る事が重要です。絵具は亀裂を生じない様にデザインされています;そのためクラッキングメディウムが縮み、トップコートの絵具を取り込もうとする際に、トップコートの絵具は亀裂が走らない様に作用します。 

その為、トップコートの厚さによって亀裂のサイズをコントールする事が出来ます。トップコートを厚塗りすれば、絵具は亀裂が走らない様に持ちこたえようとしますが、クラッキングメディウムが作用して亀裂は大きなものになります。これは、マティス・バックグラウンドカラーを厚く塗れば塗る程亀裂は大きくなっていくという事です。その反対に、トップコートを薄く塗る事によって、クラッキングメディウムの作用に対する妨害が少なくなる為、亀裂は細かくなります

亀裂の走り方は、最後の層を暑く塗ったか、またはどのように塗ったかによって変わってきます。一層目は、どのように塗っても変わりがありません。クラッキングメディウムの塗り方も仕上がりのパターンには変わりがありませんが、あまり薄く塗られていた場合は亀裂は起こりません。 

最後の層の塗り方は重要です。それによって亀裂の仕方が大幅に変わってきます。例えば、大きな亀裂を作りたい場合は、トップコートを厚塗りにします。また、基底材を縦にすることで絵具の重力が亀裂を大きくする助けもします。

フレームや3Dの物にクラッキングを入れる際には、亀裂が入る際に重力が影響することを考えておかなければなりません。もし重力の関係で、亀裂が下に伸びしまった場合古い雰囲気ではなく、何かわざとらしい感じが出る可能性があります。もしもアーティストがこのテクニックを初めて使う場合は、カードボードなどでテストを行ってからにしてください。

もしも実用的な物で、使用感を出したいときや、外に置くものなどではない場合は、クラッキングの仕上げにはワニスを塗る必要があります。

クラッキング・メディウムは、光沢の高いメディウムで、トップコートとして塗る絵具とで、光沢の差が出る可能性があります。ワニスを塗ることで、光沢を均一にすることを可能にし、仕上がりを水などから保護する役割も担います。

テレピン油ベースのワニスのみを使いましょう。MM14 ファイナルワニス・グロスフィニッシュ か MM15 ファイナルフィニッシュ・マットフィニッシュ水性のワニスは、亀裂を促す可能性があるので使わない様にしましょう。